本日は富田林市のお客様より、ダイキン製お掃除機能付きエアコンの**「完全分解洗浄(持ち帰り施工)」**のご予約をいただき、室内機の取り外しにお伺いしました。

今回のお客様は、非常にリテラシーの高い方でした。

ダイキンお掃除機能付きエアコン 取り外し作業

ご自身でインターネット検索(「エアコンクリーニング大阪」など)をされた段階で、**「この機種は構造が複雑だから、壁にかけたままの洗浄ではキレイにならない(あるいは逆効果になる)」**という情報をすでにお持ちだったのです。

「中途半端な洗浄にお金を払うより、しっかり分解してリセットしたい」

そう判断され、最初から**「持ち帰りでの徹底洗浄」をご指名いただきました。これは、この機種を長く愛用する上でまさに「大正解」**の選択です。

現場での疑問:「夏しか使っていないのに…」

スムーズに取り外し作業を進める中で、お客様とエアコンの汚れ方についてお話しする機会がありました。

エアコンは購入から約5年。使用頻度はそれほど高くなく、夏場の夕方〜夜がメイン。冬場はエアコン暖房を使われていません。

それにも関わらず、内部(特に片側の室内機)を少し確認すると、カビと油汚れがしっかりと固着していました。

「向こうの部屋のエアコンは全然なのに、ここだけ凄く汚れててびっくりして…」

「冷えないとか臭うとかは無かったんですけど、中を見たら自分では掃除できないなと思って」

夏しか使わず、自動お掃除機能も設定している。お部屋も非常に綺麗にされている。

それなのに、なぜここだけ汚れるのか?

現場の状況とお客様からのヒアリングを突き合わせると、そこには**「明確な事実」と、一つの「興味深い推測」**が浮かび上がってきました。

 理由その1【事実】:キッチン油分とお掃除機能の限界

まず、間違いのない事実として確認できたのが**「油汚れ」**の影響です。

設置場所がキッチンに近いリビングであるため、調理中の油を含んだ空気をエアコンに流れ込んでいました。

お客様は、エアコンの自動お掃除(乾燥)機能を「毎回約2時間」もしっかり作動させておられました。通常であれば十分なケアです。

しかし、相手が「油」となると話が変わります。

  1. フィルターの目詰まり: 油分を含んだホコリは粘着質になります。自動お掃除ブラシが動いても、ベタついたホコリはフィルターから剥がれ落ちず、逆に目を塗り潰すように詰まってしまいます。
  2. 内部汚染の加速: フィルターが詰まると、エアコンは正規のルートで空気を吸えなくなります。すると、本体の隙間などから無理やり空気を吸い込もうとし、結果としてフィルターを通っていない汚れた空気が内部深くまで侵入してしまいます。

これが、自動お掃除機能を過信してはいけない典型的なパターンであり、今回の汚れの主因です。

 理由その2【推測】:冬のガスファンヒーターと「隠れ結露」

そしてもう一つ。これはあくまで**「私の推測(可能性の話)」**としてお客様にお伝えしたことですが、冬場の過ごし方が関係しているかもしれません。

お客様は**「冬はエアコンを使わず、ガスファンヒーターを使っています」**とおっしゃいました。

一般的には「エアコンを使っていない=汚れない」と思われがちですが、物理的なメカニズムで考えると、逆のことが起こり得ます。

  • 室内の状況: ガスファンヒーターは燃焼時に水分を発生させるため、お部屋は暖かく、湿度が上がります。
  • エアコンの状況: 運転していないため、外気と配管で繋がっている熱交換器(アルミフィン)は冷え切っています。

「暖かく湿った空気」が「冷たい金属」に触れる。

ここで起きる現象が**「結露」**です。

断熱性能が良いお宅ですので断定はできませんが、もし冬の間中、使っていないエアコンの内部で密かに結露が繰り返されていたとしたら……。

そこに先ほどの「キッチンの油汚れ(栄養分)」があれば、カビにとっては最高の繁殖環境になります。

「夏しか使っていないのにカビが多い」という謎は、この冬場の隠れ結露で説明がつく可能性があるのです。

 工場で完全リセット、そして春の答え合わせ

「やっぱり壁につけたまま洗うだけじゃ、奥の汚れは落ちないですよね」

お客様のそのご判断通り、この複雑なダイキン製エアコンは、部品単位まで分解して丸洗いするのが唯一の解決策です。

お引き取りの際、お客様とこんなお話をしました。

「今回工場で完全にリセットします。その後、この冬もいつも通りガスファンヒーターを使っていただいて、春先にカビが生えていないか見てみましょう」

もし春にカビがなければ、今回の汚れは純粋な5年間の蓄積。

もし短期間でカビが生えていれば、私の「冬の結露説」が濃厚になります。その場合は、冬場も時々エアコンの「送風」運転をして乾燥させるなどの対策が見えてきます。

お預かりしたエアコンを堺市の工場へ持ち帰り、新品同様のクリアな状態に戻します。

かなり多めの写真でお見せします

ダイキンエアコン持ち帰り分解洗浄
エアコン内部の油汚れとカビ
ダイキン製エアコン 熱交換器の汚れ
送風ファンのホコリ詰まり
ドレンパン内部のカビ汚れ
エアコン分解洗浄前の状態
キッチン油を吸ったエアコン内部
お掃除機能付きエアコンの内部汚れ
分解されたエアコン部品の汚れ
カビが付着したエアコンパーツ
エアコン吹き出し口のカビ
エアコン部品の徹底洗浄前
エアコン内部のホコリと油
フィルター自動お掃除ユニットの汚れ
エアコン分解洗浄で取り外した部品
エアコン内部構造の汚れ確認
ダイキンエアコン分解掃除
油汚れが付着したエアコンファン
エアコン内部洗浄の様子
エアコンの送風口のカビ除去前
分解されたエアコンパーツ一覧
ダイキンエアコン オーバーホール
エアコンクリーニング 大阪
エアコン内部のカビとホコリ
持ち帰り分解洗浄での汚れ確認
エアコン部品の細部洗浄
エアコン高圧洗浄の準備
エアコンクリーニング ビフォー写真
ダイキンエアコン洗浄前
内部結露によるカビ発生
エアコンのカビ取り洗浄
エアコン部品の油汚れ除去
エアコン掃除 大阪 アイセイクリーン
エアコン完全分解クリーニング
エアコン内部の頑固な汚れ
エアコン熱交換器の洗浄前
エアコンファン内部の汚れ
エアコン分解洗浄で出てきた汚れ
エアコンクリーニング分解の様子
エアコン部品のカビ除去
エアコン内部のホコリだまり
エアコン掃除専門店の技術
エアコン内部の油汚れと結露
エアコン送風ファン 洗浄前
エアコン完全分解洗浄 汚れ
エアコン内部洗浄 カビ
エアコン分解クリーニング
エアコン洗浄前 汚れたパーツ
エアコン掃除 ダイキン
エアコンクリーニング 持ち帰り
エアコン内部の汚れ 拡大
エアコン洗浄のプロ
エアコンのカビ臭さ 原因
エアコンクリーニング後
エアコン洗浄後の部品
エアコンクリーニング 組み立て
ダイキンエアコン洗浄完了

 

あとは取付けて完了です!

ありがとうございました。

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