岸和田市でのエアコンクリーニング事例

今日は午後から、大阪府岸和田市のお客様のもとへエアコンクリーニングに伺いました。
今回ご依頼くださったのは息子さんですが、きっかけはご両親。
おふたりがネット検索で当店を見つけ、「ここが良かったよ」と息子さんに紹介してくださったことで、このご縁が生まれました。

依頼主さんが経営されている岸和田市の水槽の会社に設置してあるエアコンの写真

息子さんは熱帯魚の水槽飼育関係の会社を経営されていて、まだお若い方。事務所の一角には立派な海水魚用の水槽があり、色鮮やかな魚やサンゴが揺れています。
作業を始めてエアコンを分解してみると――内部には異常な水分、大量のカビ、そして強いニオイ。
さらにフィルター周辺には塩の結晶まで確認できました。

幻想的な魚の写真

原因は水槽の真上にエアコンがあったこと

海水の水槽の上に設置してあるエアコンには塩分が付着していた

今回のエアコンのカビの最大の原因は、エアコンの設置場所です。
海水水槽を管理する際には定期的に海水を注入しますが、その蒸発した水分と塩分が上昇し、エアコン内部に入り込みます。
塩分を含む湿気は結露を発生させやすく、金属部品を腐食させるリスクも高めます。さらに湿った環境はカビの繁殖に理想的な条件を作り出すため、内部の汚れやニオイが急速に進行してしまうのです。
こういった症状は、通常の家庭ではあまり見られないため、専門的なエアコンクリーニングでの対応が必須になります。

フィルターのダストボックスにも塩分と小さい虫が

DIY清掃の限界とプロの技術

依頼主さんは異常に気づき、ご自身でエアコンの分解清掃に挑戦されました。
しかし、家庭用エアコンといえども内部は複雑な構造。 送風ファンやドレンパンにアクセスするためには、正しい手順と専用工具が必要です。
途中で断念され、「やっぱりプロのエアコンクリーニングしかない」と今回のご依頼に至りました。

完全分解エアコンクリーニングで根本解決

作業は慎重に進め、完全分解エアコンクリーニングで熱交換器・送風ファン・ドレンパンまで徹底洗浄。
付着していた塩分・カビ・余剰水分を丁寧に除去し、最後は高圧洗浄後の乾燥工程までしっかり行いました。
仕上がりをご覧になった息子さんからは「やっぱり違いますね、ニオイもしない!」とのお声。
内部の状態も写真で共有し、今後のメンテナンス方法もお伝えしました。

海水水槽とエアコン設置の注意点

今回の事例は珍しいケースですが、同様の環境は海沿い地域や飲食店の水槽でも発生します。
防ぐためには以下のポイントが重要です。

直上・吹き出し直下の設置は避ける:湿気と塩分が集中します。

水槽のフタやフードを活用:蒸発を抑え、室内の湿気滞留を防ぎます。

換気で空気を入れ替える:湿気や塩分を含んだ空気を室外に逃がし、新鮮な空気と入れ替えます。

早期サインを見逃さない:フィルターや吸込み口の白い粉(塩)、湿り気、カビ臭は要注意。

汚れてきたらエアコンクリーニングを実施:見た目やニオイに異変を感じたら早めの清掃が大切です。

仕事を通じた学び

作業後には、同じ事業主としての立場から、仕事の取り方やSNSの活用方法を教えていただき、大変勉強になりました。
若くして、これだけ大きな建物を大阪の岸和田で維持されている姿に、心から脱帽しました。

この体験で得た学びを、これから自分のエアコンクリーニング事業にも活かしていこうと思います。
お客様と直接話ができるこの仕事だからこそ得られる情報があり、この仕事をしていて本当に良かったと感じた一日でした。

ありがとうございました。