【大阪・堺市】パナソニックのエアコンから風が出ない？母からの紹介で繋がった「完全分解」の劇的効果

【大阪・堺市】パナソニックのエアコンから風が出ない？母からの紹介で繋がった「完全分解」の劇的効果

1. 4年越しの再会と、差し出された一枚の名刺

先日、大阪府堺市にお住まいのお客様から、非常に嬉しいエアコンクリーニングのご依頼をいただきました。「地元に住む母から、絶対にここがいいと紹介されたんです」というそのお言葉に、背筋が伸びる思いでした。

実はお母様は、今から約4年前に私が施工を担当させていただいたお客様。4年という月日が流れても、「愛生クリーンサービスのクリーニングは間違いなかった」と信頼してくださり、当時の名刺を大切に保管して、娘さんに渡してくださっていたのです。

娘さんは当初3台のご予定でしたが、あいにく風邪で寝込まれているとのことで、今回は急遽、生活の要となるリビングと寝室の2台を施工させていただきました。そこで、プロの目から見ても驚くべき「環境による汚れの差」を目の当たりにすることになります。

2. 同じメーカー、同じ手入れ頻度。なのに「汚れ」が全く違う理由

一階のリビングに設置してあったパナソニックのお掃除機能付きエアコン
風の音が不安定

一階のリビングの音が不安定だったパナソニックのお掃除機能付きエアコン

こちらは二階のパナソニックのお掃除機能付きエアコンで風はスムーズだった

今回洗浄したのは、どちらもパナソニック製の高機能モデルです。驚いたのは、1年長く（4年間）使っている寝室のエアコンよりも、設置3年のリビングのエアコンの方が、圧倒的に深刻な状態だったことです。

お客様にお話を伺うと、どちらもフィルター掃除などはほとんどされていなかったとのこと。それなのに、なぜこれほど差が出たのでしょうか？その答えは、エアコンが吸い込む「空気の質」にありました。

リビングのエアコン（CS-800DX2-W）はキッチンのすぐ隣。調理の際に舞い上がる微細な「油煙」を吸い込み、それが接着剤となってホコリをガッチリと内部に固着させていました。

一方で、寝室のエアコン（CS-259CEX-W）が吸い込むのは乾いた衣類ホコリが中心。そのため、4年経ってもフィルターは驚くほどサラサラした状態だったのです。

【比較まとめ】リビング vs 寝室のコンディション差

設置場所	1階リビング（設置3年）	2階寝室（設置4年）
型番（品番）	Panasonic CS-800DX2-W	Panasonic CS-259CEX-W
風の状態	風量が不安定で弱い	動作は極めてスムーズ
汚れの正体	湿った油汚れ＋ホコリ	乾いた綿ホコリのみ

3. 持ち帰り完全分解で「本来の風」を取り戻す

特にリビングの最上位モデル「Xシリーズ」は構造が非常に複雑です。このベタついた油汚れを壁掛けのまま完全に落とし切るのは、プロでも容易ではありません。そこで、室内機を一度取り外し、全てのパーツをバラバラにして洗い上げる「持ち帰り完全分解クリーニング」を実施しました。

徹底洗浄の証： 作業中に撮影した内部の汚れ写真をお客様にご覧いただいたところ、「だから風が出なかったのね！」と心底納得していただけました。
劇的な変化： 洗浄後、スイッチを入れた瞬間の力強くスムーズな風。そして驚くほどの静かさに、「お母さんに紹介してもらって本当に良かった」と大変喜んでいただけました。

4. プロが教える！エアコンの汚れと性能の豆知識

Q：設置して3年しか経っていないエアコンの風が不安定で弱いのは、何が原因ですか？

A：最大の原因は「キッチンの油汚れ」が内部でホコリを固めてしまうことです。
リビング設置のエアコンは調理の油を吸い込みやすく、それがフィルターやファンに付着すると、通常の「お掃除機能」では取り除けないベタつきとなります。これが短期間で風道を塞ぐ原因になるため、3年程度を目安に「完全分解クリーニング」で内部をリセットすることが、快適さと省エネを維持する近道です。