今回は、三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-EM5618E6S-W(2018年製・200V) の完全分解クリーニングです。

三菱電機公式:MSZ-EM5618E6Sシリーズ 取扱説明書(PDF)

設置場所は1階で、キッチンにかなり近い位置でした。リビング自体はきれいにお手入れされていましたが、エアコン内部には送風ファンや吹出口、ケーシングの内側を中心にカビ状の汚れが見られました。

三菱霧ヶ峰の吹出口と送風ファンの汚れ
三菱エアコンの吹出口内部

三菱は送風ファンが見やすく、日常メンテナンス性が良い

三菱のエアコンは、吹出口のフラップを大きく上方向へ逃がせるため、送風ファンがかなり見やすい構造です。内部の汚れを目で確認しやすく、手の届く範囲の拭き取りなど、日常のメンテナンス性は比較的良いと感じます。三菱電機公式の「はずせるボディ/清潔機能」でも、前面パネルやフラップを外して通風路やファンを手入れしやすい構造が紹介されています。

一方で、見える部分を掃除しやすいことと、内部全体をきれいにできることは別です。今回も、ファンの奥側やケーシング内部には汚れが広がっていました。

三菱エアコンのフラップを上げて送風ファンを確認している状態
三菱エアコンの送風ファンが見えるメンテナンスしやすい構造

まずは配線・基板を確認

分解時には、基板や配線、各コネクタの状態を確認します。目立った焼けや配線の異常がないことを確認してから、分解と洗浄を進めます。

三菱エアコンの基板と配線確認
三菱エアコンのコネクタと配線
三菱エアコンの端子台確認

熱交換器は比較的きれいな状態

熱交換器を確認すると、表面は比較的きれいな状態でした。目詰まりするほどホコリが乗っている状態ではなく、今回の主な汚れは熱交換器よりも、送風ファンや送風路側に集中していました。

エアコン内部は、場所によって汚れ方にかなり差があります。

三菱エアコンの熱交換器
熱交換器フィンの状態
洗浄前の熱交換器

熱交換器を起こすと、送風ファンと送風路の汚れが見える

熱交換器を起こすと、送風ファンとその周囲をしっかり確認できます。表面から見える部分だけでなく、ファンの奥側や下側の送風路にもカビ状の汚れが広がっていました。

送風ファンは本体から取り外し、単体で洗浄します。取り付けたままでは見えにくい羽根の内側や奥まで確認しながら洗えるため、汚れを残しにくくなります。

熱交換器を起こした状態で見える送風ファンと送風路の汚れ
完全分解で確認できる送風ファン周辺の汚れ

ケーシングの内側・裏側にもカビ

ケーシングの内側と裏側にも、カビが比較的はっきり見られました。外からは見えにくい部分ですが、分解するとこうした汚れの広がりまで確認できます。

配管まわりの内側や、断熱材付近にも汚れがありました。ここも洗浄できる範囲はきちんと洗ってから組み戻します。

三菱のお掃除機能はシンプルで、整備性が良い

三菱のお掃除機能は比較的シンプルな構造で、部品構成が分かりやすく、分解や組み立てもしやすい印象です。整備する側から見ても、メンテナンス性は高い部類だと思います。なお三菱電機の公式FAQでは、フィルターおそうじメカ搭載機でも、油分や水分を含んだホコリが残る場合があり、汚れが気になる場合はフィルターやダストボックスを外して手入れするよう案内されています。三菱電機公式FAQはこちら

この点は、三菱の優れている部分だと感じます。

取り外した部品は単体で洗浄

取り外した部品は、それぞれ単体で洗浄します。細かな溝や角はブラシを使い、汚れを確認しながら落としていきます。
洗浄後の送風ファン
洗浄後のケーシング内部

送風ファン、ケーシング、風向板まわりまで洗浄し、ファンは羽根の内側まで、ケーシングは普段見えない裏側まで確認しながら作業します。

ドレンホース内部も洗浄

今回はドレンホース内部を洗浄すると、やや白濁した排水が出てきました。最後に排水がスムーズに流れることも確認します。ドレンホース内部の洗浄ドレンホースから出た白濁した排水ドレンホースから排出された水がペットボトルにたまった様子

ドレンホース内部にも汚れがたまることがあり、ここも臭いの原因になる場合があります。室内機本体だけでなく、排水経路まで確認・洗浄することが重要です。

ドレンホースから排出された水がペットボトルにたまる様子も確認できました。冷房・除湿運転で発生した結露水が、排水経路を通って屋外へ流れていることが分かります。

組み立て・再設置・試運転

洗浄後は各部品を元通りに組み立て、室内機を再設置して試運転を行います。

運転状態と排水を確認し、作業前に気になっていた臭いも確認。今回は臭いが完全に取れていることを確認して作業終了です。組み立て後の三菱霧ヶ峰再設置後の試運転確認

まとめ

今回の三菱 霧ヶ峰では、熱交換器自体は比較的きれいでしたが、送風ファン・送風路・ケーシング内側・ドレン系統には汚れが見られました。

キッチンに近い設置環境では、通常のホコリに加えて調理時の油分を含んだ空気を吸いやすく、送風系統に汚れが付着しやすくなることがあります。部屋がきれいに保たれていても、エアコン内部は別です。

愛生クリーンサービスでは、室内機を壁から取り外し、部品ごとに分解して洗浄しています。見える部分だけでなく、内部の状態を確認しながら丁寧に作業します。作業全体の流れは「エアコン完全分解クリーニングの手順」でも詳しく紹介しています。

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