
エアコンをつけると、においが気になる。運転中に頭痛や気分の悪さを感じる。洗剤や芳香剤のにおいが苦手で、エアコンクリーニングを依頼することにも不安がある。
化学物質過敏症の方や、化学物質のにおいに敏感な方にとって、エアコンの清掃方法や使用する洗浄剤は慎重に考えたい問題です。愛生クリーンサービスではエアコンを壁から取り外して部品ごとに洗浄する完全分解クリーニングを行っています。
目次
化学物質過敏症とは
化学物質への曝露に関連して頭痛、めまい、吐き気、倦怠感など多様な症状が報告される状態です。発症の仕組みや診断方法には十分解明されていない部分もあります。エアコン使用時の不調の原因が化学物質過敏症とは限りません。症状が続く場合は医療機関に相談してください。
大阪府にも化学物質に敏感な方が多くいらっしゃると考えられます
日本国内の成人7,245人を対象とした研究では、化学物質不耐性の調査基準に該当した方の割合が7.5%と報告されています。ただし、これは医師に化学物質過敏症と診断された方の割合ではありません。また、大阪府独自の患者数を示す統計でもありません。
大阪府の推計人口は2026年9月1日現在で約875万人です。全国調査の割合を府内人口にそのまま当てはめて患者数を算出することはできませんが、化学物質への反応に悩む方が府内にも相当数いらっしゃる可能性があります。
愛生クリーンサービスにも、洗浄剤の種類やにおいへの配慮について、多数のお問い合わせをいただいております。ご心配な点があれば、使用する洗浄剤や作業方法について事前にご相談ください。
出典:Prevalence and Characteristics of Chemical Intolerance: A Japanese Population-Based Study/大阪府の毎月推計人口
エアコン内部には何が蓄積するのか
エアコン内部にはホコリ、カビなどの微生物に由来する汚れ、キッチンの油分、タバコの煙や芳香剤などに由来する成分を含む汚れが蓄積することがあります。ただし汚れの存在だけで症状との因果関係は判断できません。洗浄しても建材や家具から発生する化学物質は除去できません。

通常洗浄と完全分解クリーニングの違い
一般的な壁掛け洗浄では機種や分解範囲によって送風ファンの裏側やドレンパン内部などに十分アクセスできないことがあります。完全分解では本体を壁から取り外し、可能な範囲で部品を分離するため、隠れた汚れの確認、部品ごとの洗浄、すすぎや乾燥状態の確認がしやすくなります。ただし、すべてのにおいの原因を除去できるわけではありません。
化学物質過敏症の方が注意したい洗浄剤
洗浄剤自体が刺激や不調の原因になる可能性があります。香料、洗浄成分、除菌剤、防カビ剤の使用について事前確認が重要です。「天然成分」「無香料」だから必ず安全とはいえません。水だけでは油分などの汚れが十分に落ちない場合もあり、洗浄方法、すすぎ、乾燥まで含めて検討する必要があります。
当店の洗浄剤とすすぎ方法について
愛生クリーンサービスでは、外部の専門業者に製造を委託したアルカリ性洗浄剤を使用しています。洗浄力がありながら、これまでの作業経験では使用時に手荒れを感じにくいという特徴があります。ただし、詳しい成分構成は現在把握しておらず、皮膚への安全性や化学物質過敏症の方への適合性を保証するものではありません。
当店では洗浄剤による洗浄工程とは別に、水道水を使用して汚れや洗浄剤を十分にすすぐ工程を設けています。一般的な壁掛け洗浄では、壁に取り付けた状態で作業するため、使用できる水量やすすぎ方に制約があります。当店の完全分解クリーニングでは、取り外した部品を個別に洗浄できるため、十分な水量を使いやすく、洗浄剤や汚れを洗い流しやすい利点があります。
ただし、洗浄剤の成分が完全に除去されることや、化学物質過敏症の方に症状が生じないことを保証するものではありません。
完全分解なら安心なのか
完全分解クリーニングによって化学物質過敏症が改善する、または症状が出なくなると保証することはできません。完全分解は清掃技術であり、医療行為ではありません。使用薬剤、作業中のにおい、洗浄後の影響には個人差があります。
お客様ご指定の洗浄剤にも対応しています
愛生クリーンサービスでは、ご希望のお客様に洗浄剤をご用意いただき、その洗浄剤を使用して作業する場合があります。実際に先日も、お客様がご用意されたベルセレージュというブランドの洗浄剤を使用して洗浄しました。
ただし、ご指定の洗浄剤であっても、エアコンの材質や汚れとの適合性、使用方法、安全性を確認したうえで対応可否を判断します。ご希望の洗浄剤を必ず使用できるとは限らず、洗浄効果や体調への影響を保証するものではありません。ご希望の方は事前に製品名や使用方法をお知らせください。
日常の管理
フィルター清掃、適切な換気、冷房後の内部乾燥、ドレン排水の確認などが基本です。ただし内部クリーン運転だけですでに付着した汚れを除去できるわけではありません。住宅全体の換気や湿気、生活用品にも目を向ける必要があります。
まとめ
化学物質過敏症の方にとっては、汚れを落とすだけでなく、洗浄剤、すすぎ、乾燥、作業環境への配慮が重要です。完全分解には部品ごとに洗浄できる利点がありますが、健康状態の改善や安全性を保証するものではありません。ご心配がある場合は事前に状況をお知らせください。
※本記事は一般的な情報であり、化学物質過敏症の診断・治療・予防効果を示すものではありません。
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