
今回は、2021年製・使用4年目のエアコンを完全分解クリーニングした施工動画の内容を、動画を見なくても作業の流れが分かるように詳しくご紹介します。
このエアコンは、在宅でのリモートワークと猫を飼われているお部屋で使用されており、5月頃から10月下旬〜11月頃まで、半年以上ほぼ24時間つけっぱなし。比較的新しい機種ですが、運転開始時の嫌なニオイや吹き出し口から見えるカビ、さらに過去には水漏れもあったとのことでした。
表から見ただけでは分からない部分が、完全分解するとどのような状態になっていたのか。実際の分解・洗浄の様子とあわせて見ていきます。
目次
初めてのプロによるエアコンクリーニング

お客様がプロにエアコンクリーニングを依頼されるのは今回が初めてでした。以前、ご自身でホームセンターなどで販売されている簡易洗浄スプレーを使用されたことがあったそうです。しかし、しばらくすると再びカビ臭さを感じるようになり、「これだけでは内部まできれいになっていないのでは」と感じられていました。
そこで最初は一般的な高圧洗浄を行う業者を探されていましたが、YouTubeで調べる中で、本体を取り外して部品単位まで分解する「完全分解クリーニング」があることを知ったそうです。当店が顔を出して実際の作業や分解範囲を発信していたことも、ご依頼の判断材料になったとのことでした。
猫のいるお部屋で、半年以上ほぼ24時間稼働
今回のエアコンは2021年製で使用4年目。年数だけを見るとまだ比較的新しい機種です。ただし使用時間はかなり長く、在宅でのリモートワークに加えて室内では猫を飼われているため、ゴールデンウィーク明け頃から秋まで半年以上、ほぼ24時間連続で冷房を使用されていました。
エアコンの汚れ方は「何年使ったか」だけでは決まりません。1日の運転時間、冷房を使う期間、部屋のホコリやペットのいる環境などによって大きく変わります。
今回気になっていた症状は、運転を始めたときの嫌なニオイ、吹き出し口から目で見えるカビ、そして以前発生した水漏れでした。
表面はきれいに見えても、送風ファンにはカビ

分解を進めて内部を確認します。2021年製ということもあり、熱交換器の表側だけを見ると、ぱっと見ではそれほどひどく汚れているようには見えませんでした。
ところが、吹き出し口の奥や送風ファンを見ると状況は違います。ファンの羽根やその周辺にはカビが付着しており、外側から見える部分と内部の状態にはかなり差がありました。「まだ4年だから大丈夫」とは一概に言えません。
熱交換器の裏側にも汚れが広がっていました

さらに分解すると、送風ファン周辺だけではなく、熱交換器の裏側やケーシング内部にも汚れが確認できました。
送風ファンは運転中、高速で回転しています。そのためファン周辺に付着した汚れが周囲へ広がり、普段は見えない部分にも付着していることがあります。今回も、お客様ご自身が内部の状態を撮影されるほど、外から見た印象とは違う状態でした。
壁に付けたままの高圧洗浄と完全分解の違い
一般的な壁掛け状態でのクリーニングは、室内機の周囲を養生し、熱交換器や送風ファンに洗浄剤や高圧の水を当てて洗います。この方法でも洗える範囲の汚れを落とすことはできます。
一方、部品が組み付いたままなので、送風ファンの細かな隙間、熱交換器の裏側、ドレンパン、ケーシングの奥など、ノズルや水流が十分に届きにくい場所があります。表側からきれいに見えても、奥に汚れが残る場合があります。
本体を完全分解し、部品単体で洗える状態に

今回は室内機を壁から取り外し、送風ファン、ドレンパン、ケーシングなどを分離していきます。ここまで分解すると、組み付いた状態では隠れていた部分を直接見ることができます。
完全分解は単に「強い水圧で洗う」方法ではありません。洗いたい部品を洗える状態まで分離し、汚れている場所を目で確認しながら洗えることが大きな違いです。
送風ファンの羽根の間まで洗浄

取り外した送風ファンは、羽根の間を確認しながら洗浄します。細かな羽根が連続した形状なので、本体に取り付いたままでは奥側まで状態を確認しながら洗うのは簡単ではありません。
取り外すことで向きを変えながら洗浄でき、付着していたカビやホコリを落としていきます。洗浄後は黒いファンの羽根一枚一枚が確認できる状態になりました。
内部パーツも一つずつ洗浄

ファンだけではなく、取り外した内部パーツも、それぞれ汚れを確認しながら洗浄します。エアコン内部では冷房運転中に結露水が発生し、そこにホコリなどが加わるため、送風経路や排水に関係する部品は汚れが溜まりやすい場所です。
洗浄が終わった部品は状態を確認して組み立て、設置後に試運転を行います。洗浄後の状態をご覧になったお客様にも、分解前との違いを確認していただきました。
以前の水漏れと防虫キャップ

今回、汚れとは別に確認したのが、過去に起きていた水漏れです。エアコンは冷房運転をすると熱交換器に結露水が発生し、その水はドレンパンに集まり、ドレンホースを通って屋外へ自然排水されます。
ドレンホースの先端には、虫の侵入を防ぐための防虫キャップ、いわゆる「虫キャップ」が取り付けられていました。
防虫キャップ自体が悪いわけではありません。ただ、先端の細かな部分にホコリやゴミが溜まると水の出口が狭くなり、排水が滞ることがあります。排水量に対して流れが追いつかなくなると、室内機側で水があふれ、水漏れにつながる可能性があります。
今回の水漏れについても、防虫キャップ周辺の汚れによって排水が悪くなっていた可能性をお伝えしました。使用する場合は、取り付けて終わりではなく、定期的に詰まりがないか確認することが大切です。
使用4年でも、運転時間が長ければ内部は汚れます
今回のエアコンは使用4年目でしたが、半年以上ほぼ24時間運転するという環境で、送風ファンや吹き出し口、その周囲にはカビや汚れが確認できました。
クリーニング時期を考えるときは、購入して何年かだけではなく、どのくらいの時間運転しているか、ペットがいるか、ニオイや吹き出し口の汚れが出ていないか、といった実際の使用状況を見ることが大切です。
簡易洗浄スプレーや表側からの洗浄だけでは、構造上どうしても確認しにくい場所があります。ニオイやカビが繰り返す場合には、「どこまで分解して洗うのか」もクリーニング方法を選ぶ際のポイントになります。
今回の完全分解クリーニングを終えて
今回は、長時間使用されているエアコンを完全分解し、表からは見えにくかった送風ファン周辺や熱交換器裏側、内部パーツまで確認しながら洗浄しました。
あわせて、以前発生した水漏れについてもドレンホース先端の防虫キャップを確認し、排水経路を詰まらせないことの大切さをお伝えしました。
愛生クリーンサービスでは、エアコンを壁から取り外して完全分解し、通常の壁掛け洗浄では確認しにくい部分まで洗浄しています。
お気軽にお問い合わせください。090-5053-9597愛生クリーンサービス 受付時間 9:00-19:00 [ 土・日・祝日OK ]
お問い合わせ

